<1616HIT記念 キリ番リクエスト小説>

  「 電 話 」




モシモーシ。
聞こえてるー?

あー聞こえたねー。
どーお?

ふーん、そうなんだー。
面白いねー。

え?こっち?
んー、面白いよー。
毎日美味しい物食べてるー。
お酒もおつまみもイケてるよー。
いいバイト君が来てくれるからねー。

ちゃんと寝てるー?
そっちは寒くない?
・・・・・やっぱり寒いんだー。
そんなに?
・・へー、そこまで積もった『雪』は見たことなかったねぇ。

金色の髪のお姫様かー。
ロマンチックだねー。
伝説の?
んー・・・。
たぶん、『見える』よ。
キミは見えないけどね。

そろそろ行くの?
じゃあーまたねー。


遠い異国の寒空の下で。
蝶の片羽は、ひらひらと。
白い雪に染まって舞っているのだろうか。
『此処』に残った『片羽』は。
黒い色を雪に際立たせて、独り。

もう居ない。
ケルベロスも。
ユエも。
・・・・クロウも。
皆いってしまった。
独りになってしまった。

でも此処には侑子が居る。
マルとモロも居る。
四月一日も居る。
おいしい食べ物と。
おいしいお酒と。
『楽しい』イベントと。
満たされているはずなのに。


――――――――『片羽』が出会うのは、何時?




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「1616HIT」をゲットしてくださった、あきの様に捧げるショートショートです。

リクエストが、『ラーグ、ラーグ、ラーグ、とにかくラーグ!』でしたので^^; 
『気合いを入れて』ラーグを書かせていただきました。(つもりです・・・・。)
時間的には、ジェイド国のあたりです。

私もラーグ好きですー♪
でも『対』のソエルが傍に居ないから、少し寂しさを感じてるんじゃないか?と思って。
ラーグの心の内面について書いてみたつもりです。

あきの様、ありがとうございました!

           作者・シュウ   2006.05.07UP

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