お前が『生まれた』時。
その意思に関わらず『存在』は始まった。
お前は、そして、俺は。
護り続けてきたはずだ――――――――――奪われないように、消えてしまわないように。
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俺の手は汚れて『居ない』。
じっと、あの水槽の中で。
止められた時間、差し出した時間。
それでも俺の手は。
――――――――――汚れていた。
いや、そう思い込んでいただけかもしれない。
何故なら、その行為を為してきたはずのお前の瞳が。
あまりにも真っ直ぐで、澄んでいたから。
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鏡の実像、鏡の虚像。
それが、俺たちに課せられた、『運命』。
いつか俺たちは出会う。
同じ鼓動を共有する為に。
同じ声を『護る』為に。
お互いに罪深き己自身を、お互いに映し出す為に。
お互いの手で、お互いを確かめる為に。
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夢は、終わらせなければ。
ガラス玉が、落ちる。
ひとつ分の陽だまりに。
『1人分の場所』に。
そこに『2人』は存在できない。
同じだけれど、違うモノ。
似て、非なるモノ。
1つであるはずの鼓動は、2つにわかれ。
1人の物であった瞳は、別々の方向から大切な人を見る。
1つであるはずの口は、2つになって、別々の言葉を紡ぎだす。
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俺のネガイは、ただ1つ。
皆が。
日本国の忍者が。
氷の国の魔術師が。
白くてお茶目な魔法生物が。
俺と同じ姿をした、お前が。
誰よりも大切な、『さくら』が。
――――――――――幸せになってほしい。
笑ってほしい。
明るい未来へ歩んでいってほしい。
お前は――――――――――そうは望まないか?
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『小狼』。
約束してくれ。
もう、2度と。
さくらを――――――――――泣かせない、と・・・・・・。

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