ねぇ、答えて。
私はどうしたらいいの?
こんな事、誰にも相談できない。
誰も『未来』を見ることは出来ないから。
『道』を変えたら。
1つでも命は救われる?
『魂』だけの存在にならなければ。
『身体』と『魂』を分けなければ。
『夢』の世界には行けない。
あそこには。
『羽』がある。
そして。
「・・・小狼君が来る・・・・・・。」
来る、と解っているのに。
『行かない』なんて、私には出来ない。
でも、その方法は?
モコちゃんは決められた先へは移動できない。
私にも、それは出来ない。
――――――――――でも。
「・・・・お願いが、あります。」
「対価は貴女のその『強運』。」
「あなたを護るものは無くなる。」
「それでも?」
そう、それでも。
心に決めたこと。
願うこと。
小狼君の心を取り戻したい。
それなのに。
決めたことなのに。
心が騒ぐのは、何故?
心が痛むのは、何故?
遺された者がどんな想いをするか、解ってる?
皆の心を切り刻むって、解ってる?
貴女を護りたいと思う、その心を踏みにじるって、解ってる?
解ってる。
これは、私の我侭。
解ってる。
これは、地獄の悪魔にももとる行為。
それでも。
私は。
会いたい。
会って。
取り戻したい。
小狼君を。
――――――――――この手、に。
―――――――――――――― * ―――――――――――――
取り戻したい、と。
想う事は、もはや罪なのだろうか。
本来『在るべき』場所に、俺は居ない。
そこに居るのは――――――――――『彼』。
俺じゃない。
俺でありながら、俺でない存在。
同じだけれど、違うモノ。
空回りをする、この想い。
軋みをあげる、その違和感。
教えてくれ。
俺は、『何故』ここに居る?
俺は『何の為』に、ここに居る?
俺の『存在意義』は、どこにある?
俺は。
『ここに居て良い』存在か――――――――――?
人の『存在理由』というものは。
『存在意義』というものは。
双方向からのバランスによって発生する。
どちらか一方が欠けても、成立しない。
自らの『自意識』。
他人の『認識』。
そして、それぞれに添う、『想い』。
我、ここに在り。
汝、ここに在り。
願い続ければ、いつかきっと願いは叶う。
信じれば。
『自分』はここに存在する――――――――――。
俺の願いは、ただ1つ。
さくらに、幸多かれ、と。
|