<78187HIT記念 キリ番リクエスト小説>

    「 怪 盗 ウ ィ ッ チ 」




「『舞踏会において紳士淑女の皆様方には節度ある行動は元より品位と威厳の保持に相努められ
今日のこの日を佳き日として後々までの語り草にならん事を祈念してご参加下されることを主催者一同
心より願い奉り皆様方をお迎えするに当たりて心身相清め心正しく相勤めん事をここに誓い・・・・。』」
「解ったから、どこかに句読点を打て!!」


黒鋼が口をへの字にして叫ぶのも無理はない。
小狼は思いっきり息を吐き出し、深呼吸をした。
いや、棒読みをするのも結構疲れるものなのだ。
「小狼くーん、大丈夫?」
「あ・・・はあ・・・・何とか・・・・。」
サクラが心配そうに背をさすったりしている。
「しかし何だ、この冗長な文は?!」
「『主催者よりのメッセージおよび注意事項』とあるけどねえ。」
「起稿した者の作文能力を疑うべきだな。」
結論は、そこに尽きる。


―――――――――――――― * ―――――――――――――


この国に、『羽』は。


「解りやすいねえ。」


ガイドブックに載っていた、お城の大広間の写真の中、壁にある大きなタペストリーの中にあった。
ただ、問題が、1つ。


「『どっち』の会場なんだろう?」


1年に1度開かれる、大舞踏会。
その会場が、2つある。


『鏡の間』か。
『虹の間』か。


『羽』のあるタペストリーは、『鏡の間』にあることが判っている。
だが、開かれる舞踏会は、『2つ』。
『どちら』が『鏡の間』を使うのかが判らない。


『2つ』の舞踏会。


それは、『年齢による区別』だった。
女性が20歳以上か未満か。
これが区別の判断基準。
自動的に女性陣は決まる。


20歳未満に、サクラ。
20歳以上に、リアン。


口の中で『面倒な。』とかぶつぶつぼやいているのに気付いて小狼は苦笑した。
普段からむしろ男装に近いこの人が。
(ドレスアップした姿なんて、見たことないなぁ??)
それはそれで興味深い――――――――――もちろん慌てて首を振る。
ちら、と黒い影を見遣ったあたりは『よく気がつく』小狼ならではの反応か。
とりあえず『実行犯』になるのは、ある意味『慣れている』とでも言ってよい忍者が本職の黒い影だ。


――――――――――のはずだったのだが。


「オレ、絶対に、イヤ。」


思いっきり口をへの字に歪めるファイを、驚いたように見つめる。
こんな表情をするなんて、今までなかったことだ。
「ファイさん・・・・?」
ファイが、リアンと組む事を拒否した。
「でもそれだと・・・・・。」
規定には、『男性は女性より年上』という一項がある。
小狼では、それに反してしまう。
「黒様に譲る。」
「何で俺が!!」
およそ『舞踏会』などに縁のない忍者に、それは酷というものだろう。
「・・・・ファイさん・・・・?」
「・・・オレにだってね、プライドってモンがあるの。」
ぶぅ、とふくれっ面をする。
「え?」
「・・・・・やってよ。」
問いかけたサクラには答えず、リアンに足元の箱を示す。
無言のまま。
箱を開け―――――――中身はドレス用の靴だった―――――――するり、と履き替える。
そして、すい、と立ち上がった。


「・・・・・・・・・・・・あ・・・・・・・!!」


サクラは口を押さえた。
「もしかして、背・・・!」
「そう。」
ブスッとした表情で、頭をぽりぽりと掻く。


「ドレス用のヒールを履いたら、オレの方が背が低くなっちゃうんだ。」


「つ・・・つまんねぇ事で!!」
「オレにとっちゃ、大問題―――――――――ッ!!」
猛然と反論するファイに、小狼もサクラも、苦笑いをするしかない。
で、こちらはヒールを脱ぎながら。


「しょうがないな。・・・私が男装するから、小狼、女装。」


ビッタァァ――――――――――ン!!!


ものすごい音がして。
小狼が壁に張り付いていた。
涙を浮かべて、首をブンブンと横に振っている。
思わず黒鋼が呟いた。
「・・・・・やっぱり沙羅の国でのトラウマか・・・・・。」
同情には値するだろう。
「それに、これじゃ『条件』に合わないよ?」
『女性が20歳以上』という、条件に。
「この際だから、ファイが女装するか?」
「何でオレが!!」
憤然として力瘤を作ってみせる。


「ほら、これ、筋肉!!女の人ってこんなに固くないでしょ?!もっと柔らかいし!!」


猛然とまくしたてるのは、普段から『ヘラい』だの『ひょろっとして女みてぇだ』などと言われているせいか。
凄まじいまでの抗議に解った解った、と。
フイ、と振り返った。


「いいのか?」


何が、と言いかけて。
自分の事だと知る。


ダンスの経験も無いようなのに、舞踏会に引っ張り出されてもいいのか?


それに。


構わないのか?――――――――――相手が、『魔女』でも?


「・・・・別に、構わねぇよ。」


その声が、微かな上ずりを見せていると知る者は居なかった。


―――――――――――――― * ―――――――――――――


組み合わせは、サクラとファイ、それと付き添いの兄という名目で小狼。
そしてリアンと黒鋼。
「面倒といえば面倒だが。」
服は大体の基本形のみ決まっており、あとのデザインは自由となっている。
きっと各々意匠を凝らした物を着用するのだろう。
「そんなの、面倒くせぇ。」
男組のは、皆既製服だ。
もっともファイは細いし、黒鋼は体格が大きいということで『お直し』が入ったのだが。
それぞれに着用した所を見ると、皆が皆、なかなかに似合っている。
「ひゅー、黒様、かっこいいー♪」
「うるせぇ。」
普段とは違う雰囲気を見せる黒鋼に、ファイはちょっと首をかしげた。
この気品は、何処から来るのだろう?
ファイは、黒鋼の出自を知らない。
かつて諏倭の若君であったことなど知る由も無かった。


「サクラとリアン、支度できたの〜!」


モコナがポーン!と飛んできた。
「お。意外に早かったねぇ?」
大体において、女性の支度というものは時間がかかるものと相場が決まっている。
カチャリとドアを開けて入ってきたのは――――――――――。


「お・・・さすがだな、姫。」


黒鋼が言うのもむべなるかな。
さすがは玖楼国の姫君だけのことはある。
ふわりとした柔らかいシルエットに、まるで桜の花びらのように襟元にオーガンジーがあしらわれている。
動くたびに、裾が、襟元が、風を含んで花のように舞った。
「うわー、サクラちゃん!よく似合ってるよー!!」
「え・・・そ・・・そうですか・・・・??」
真っ赤になって。
サクラはおずおずと顔を上げた。
「よく似合ってます、姫。」
「・・・ホント?」
「はい。」
小狼に言われて、初めて安心したようにため息をついた。


「だから問題ない、といったのに。」


信用していない、とぼやきながら次いで現れた、その人を見て。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


固まったのは、ワンココンビ。
ファイはそれを見、にひゃら、と笑った。


「いや〜〜〜よくお似合いで〜〜〜〜。新境地開拓って所だねえ〜〜?」
「およそ動きにくいこと、この上ない。さっさと終わってほしいものだな。」
「アラ〜〜そんなもったいない・・・・見てよ、呆然としているワンコ達がいるってのに。」
「?」


視線が合って。
小狼は頭のてっぺんまで真っ赤になった。
「あ・・・あの・・・・え・・・と・・・・・・!!!」
「何か?」
「えっと・・・・・その・・・・・あ・・・・に・・・・似合ってますッ!!」
必死で言葉を紡ぎ出す。
しかし褒め言葉であっても、大して嬉しくはないらしい。
「それは、どうも。」
およそ愛想も何も無い返事。
だが、実際。
普段の男装に比べて、その醸し出すイメージの何と違うことか。
サクラは、あまり変わらない。
しかし――――――――――この人、は。


比較的細いAラインのシルエット。
薄布を止め合わせて長袖風にしてあるが、基本的にはノースリーブ。
手首には幅広のリストバンドをはめており、それには細かな宝石がちりばめられている。
少し緩めとはいえ、上半身に関しては、身体の線が結構はっきり出る、そんなドレスだった。


「黒様、役得〜〜〜。」
「・・・・なんでだよ。」
ボソッとツッコミ返した、その声の上ずりに、ファイは今度は気付いた。
(おやおや、またこれは純情な。)
まあとにかく行こうよ、とチャーターした車に乗り込む。
小型の乗り合いバスのような感じだ。
「羽の入手は小狼に任せることになるかな。」
「まあオレとサクラちゃんで皆の目をひきつけるようにするよ〜〜〜。」
サクラの愛らしさとファイのイケメンっぷりをもってすれば、耳目を集めることは容易に想像される。
そこでパフォーマンスよろしく踊って見せたなら、きっと。
小狼としてはちょっと複雑ではあるが、物事適材適所。
自分に出来ること、やらねばならぬ事を為すだけの事なのだ。
「で?そっちはどうするの?」
「その場の雰囲気で判断する。」
「了解ー。」
頬杖ついたまま、窓の外に視線を流している黒い影をちらり、と見て。
ファイは喉の奥で、こっそり笑った。


―――――――――――――― * ―――――――――――――


到着し、案内された所は。
「オレ達が『鏡の間』だったね〜〜。」
さて、羽は何処に、ときょろきょろと目を走らせる。
「・・・・ファイさん・・・・?」
「・・・・おかしい・・・ね?」
羽があるはずのタペストリーが、無い。
「確かにあの写真には『鏡の間』って書いてあったよね?」
「はい。」
しかし。
顔を見合わせるファイと小狼は、ひとつの仮説にたどり着いていた。


「ファイさん・・・・・。」
「小狼君・・・・。」


「もしかして?」

*********************************************

よくある事、なのだ。
「本当は『あってもらっては困ること』なのだがな。」
フイ、と視線を外す。
じろじろ見ているところを誰かに見咎められでもしたら、やりにくくなる。
外した視線の先にあったのは、タペストリー。
「ここは『虹の間』だろう?」
「そうだ。」
「じゃあ何でここに『あれ』があるんだ?」
「誤植だな。」
「誤植?」
「ガイドブックなんて物は、結構誤植が多い物と相場が決まっている。」
困るんだがね、と。
写真の説明が、間違っていたのだ――――――――――。
「今頃『あっち』でも混乱してんじゃねぇか?」
「ファイと小狼がいれば、結論はすぐに出るだろう。」
とりあえず心配はいらないだろう、と。
「信頼しているんだな。」
「信頼『していない』のか?」
「・・・いいや。『心配してねぇ』よ。」
『言葉』は違えども、それは、同じ心。


「失礼、お嬢さん、ダンスをご一緒していただけませんか?」


突然かけられた声に、黒鋼はぎょっとし、思わず剣呑な視線で見遣れば。
煌々しく着飾った男が1人、胸に手を当ててこちらを見ていた。
扇をするり、と開き、口元を覆う。


「あら・・・どうしましょう。実は先約がありますの。せっかくのお申し出、嬉しいのですけれど、今は。」
「おや、先約が?」
「・・・えぇ。」


ぐい、と。
その白い腕を掴んで引き寄せる。
「悪ぃな。俺と踊ることになっているんでな。」
「これはこれは・・・・ではお手すきになられましたら、ぜひ。」
慇懃無礼にお辞儀をして男は立ち去った。
それを見送って。
「・・・・タヌキが。」
「演技派と言ってほしいな。」
扇で隠した口元が、笑っていた。


で。


「・・・もしかして、『絶対に』踊らなきゃならねぇと?」
「困るのではないのかな?」


実際。
曲が始まるまでに、何人もの男たちから引き合いがあった。
「そんなに女が少ないのか?」
呟いて見渡してみたが、そうでもないようだ。
男女ほぼ同数といったところ。
だとしたら。
(ダンスを申し込みたくなるような、『いい』女だって事なのか・・・・?)
確かにスタイルはいい。
顔も美人の部類に十分入るだろう。
仕草にも典雅さと気品が感じられる。
背は高いが、男のほうが少しでも高いなら、問題は無いのだろう。
もっとも扇の陰で、『面倒な・・・。』などと呟いていたりもするのだが。


「まずは、『様子見』だな。」


一曲済んでから行動に移そうか、と。
つまり『踊らなければならない』。
自分と踊る、と言って誘いを断ったのだから。
『一番簡単だから』ということで、昨夜、『スクエア』の脚の動きだけを教えられた。
「ごまかしなんざ、どうにでもなるものなのでな。」
だが『本当に』何も出来ないのでは話にならないのだ、と。


曲が、始まった。


「・・・・・。」
黙って。
手を差し出す。
少し驚きの色を浮かべた目が、ふっと笑い。
すう、と手を重ね合わせてきた。


男の手は、女の腰に添えて支え。
女の手は男の肩にふわりと乗る。


『鏡の間』では若さゆえか、多少ハードなパフォーマンスをも合わせて踊りの輪が広がっていたが。
こちらは比較的しっとりと各々に踊りの世界を作る。
輪舞ロンドを踊る一団もあれば。
チークダンスのようにぴったりと寄り添う者もいる。
そして件の2人は。
比較的正統派のダンスを小さく踊っていたのだった。
もちろんこれは、リードすべき黒鋼が、『スクエア』しか知らないことに起因している。
しかしそれでも多少向きを変えたりは出来るので、部屋の、そして皆の状況を見て取る事は出来た。


「――――――――――どうする。」


この状況では、黒鋼が単身で羽を取りにいくことは難しい。
リアンが他の男と踊っていても、皆の目がタペストリーに注がれないとは限らない。
むしろ、危険性が高いと言わざるを得ないだろう。
ダンスをやめるわけにもいかない。
相手が居ないから休憩、というのがどうやら出来ないようなのだ。
曲の間、席に座っている者は1人も居なかった。
「気分が悪くなったとでも言って席を外すか?」
「それでも医師たちが傍につくだろう・・・タペストリーから目を離させる、という事とは別問題だ。」
「じゃあ、どうする?」
「・・・・・・・・・・・・。」
会話はそこで途切れた。
曲が終わったのだ。
次の曲が始まるまでの間、飲み物などを手にする。
これまた何人もの申し込みが来たが、婉然と微笑んで断った。


「『時の裏側』を行くか・・・・・。」


シャンパンのようなものを飲みながら、呟く。
「『時の裏側』?」
「一種の異空間だな。」
どうやって行くんだ?という問いには。
「とりあえず、行くのは私1人になる。」
とだけ答えた。


「・・・また、お前『だけ』が背負うのか。」


対価、を。
異空間への潜行は、当然対価を必要とするだろうから。
「それならば、気にしなくてもいい。大した対価ではない。」
「しかし。」
「むしろ『お前が支払う対価』の方が問題だ。」
「・・・・俺が?」
異空間に赴かない自分が、どんな対価を支払うというのか。
「この作戦において必要なことはただ1つ。・・・『私の身体が、ここに在ること』だ。」
「・・・・・・・・・・は?」
「いうなれば、一種の『幽体離脱』のようなことをするのでな。」
「魂と身体が離れるのか。」
「『完全に』離れるわけではない。意識を半分失ったような状態になる。」
「じゃあ、どこかで休んでいればいいじゃねぇか。」
「違うのだ。」
世の中には、『不可思議な事』が数多くある。


「目標である『羽を含むタペストリー』と、『私の身体』が、『同じ空間』に存在していなければならない。」


つまり、この『虹の間』からは出られない。
ベランダなどでも、扉を閉められたら別の空間になってしまう。
しかし、『ここに居る』ということは。


「・・・もしかして・・・『踊っていなきゃいけねぇ』ってことか・・・・?」


曲が演奏されている間は、『休憩』はどうやら許されてはいない。
『半分意識を失った状態』になる、この人の『身体』と。
異状を気取らせずに、踊り続けなければならない。
「・・・次のダンスの曲は、約15分ある。その間に、何とかしよう。」
「つまり、その『15分』をしのげばいいんだな?」
「そうだ。・・・できるか?」
「できるか、だと?」
黒鋼は、にや、と笑った。


「俺の辞書にも『不可能』の文字は無いんでな。」


傀儡くぐつの術の応用だ、と。
「適当に踊って適当に時を過ごすさ。」
「・・・わかった。」
折りしも楽団がスタンバイに入った。
手にしていたグラスを、ホストたちに渡す。
「行くぞ。」
再びその手を取る。
――――――――――自分の『為すべき事』がどれほど大変な事なのかもわからずに。


―――――――――――――― * ―――――――――――――


(・・・・・マジか・・・・・・。)


力一杯後悔したとて、もはや遅い。
『意識を半分失った状態』の身体を支える為には。
――――――――――チークダンスさながらに身体を密着させなければならなかった。
恥ずかしいとか、照れとか。
そんな事を考える暇も無い。
周りに違和感を感じさせないように、いかに自然な形で踊ってみせるか。
表情にこそ出さないが、背中には冷たいものが流れている。
もしかしたら、手の先などは震えているかもしれなかった。
傀儡くぐつの術は、多くは人形を使用するため、あまり気にしないでいられるのだが。
その身体の重みと、柔らかさと――――――――――仄かな香りと。
15分の長さを、1日ほどにも感じられるとて、責められるべきではない。
いいかげん疲れてきたところで、どんっと他の組がぶつかってきた。
(・・・・しまった!)
一瞬で心臓が撥ねる。
異状さを気付かれた――――――――――。


「あら・・・・お気をつけあそばして。」


すい、と袖に口元を隠すようにして、声が流れる。
「いや、申し訳ない。ちょっと足元がふらついて・・・・。」
「お連れ様にはお怪我はございませんの?」
「私は大丈夫ですわ。申し訳ありません。」
「いいえ、どうぞご心配なく・・・・・。」
当たり障りの無い社交辞令のような会話を交わして。
少し疲れましたの、あちらで休みたいわ、などと相手にも聞こえるように囁く。
「じゃあ、あっちへ行くか。」
ちょうど曲が終わったこともあり、するり、とベランダへ出た。


「心臓が冷えたぞ。」
「おや、それはまた小心な。」


くく、と笑いを零すのを見て、自分の表情がブスッとしていくのを止められない。
「・・・・誰のせいで苦労したと思っていやがる。」
本当にてめぇはタヌキだな、と。
「よくもまあ、いけしゃあしゃあと化けられるもんだ。」
「化けたつもりは無いが?」
「なぁーにが『お気をつけあそばして』だよ。」
人の苦労も知らないで!と口をへの字にして見せれば。
すい、と白い指が眉間に伸びた。
「?!」
「皺を刻みすぎて汗が溜まっているぞ。」
「・・・・放っとけ!!」
くすくすくすくす。
何かのツボにはまったようだった。

*********************************************

考えてみれば。


(もし・・・・ヘラいのと組んでいたら?)


『あの身体』を支えたのは、ファイだったのだろうか。
この腕は筋肉だ!と誇示したから、支えることは可能だと思うが。
それとも、自分よりは上手にごまかせただろうか?


ドクン!と。


心臓の拍動がやけに大きく響いたような、そんな気がした。



               キリリク目次に戻ります

     



「78187HIT」をゲットしてくださった、ななこ様に捧げるショートショートです。

リクは、『お嬢にドレスを!』でした。
・・・・・・・・うわっはっはっは。(怪)
これはですねえ〜〜実は外伝に書こうと思っていたネタの流用なんです。
外伝の方では、小狼が実行犯役(笑)。
で、見つかりそうになったところを『逢引き』をしている振りをしてみせた黒鋼とお嬢に救われる・・・というもの。
内容がかなり危なくなってきたので(苦笑)、ボツにしたものです。
『鏡の間』で派手に踊ってたファイさんたち、実はちゃんと役割が。
はっちゃけすぎて警備員たち(ホストたち)をひきつけておく、という役目を果たしています。
ところで、『対価』ですが。
今回はそんなに大した対価ではなく。(黒様が一番大変)
お嬢が『異空間の入り口の番人(もちろんアヤカシ)の肩をもむ』というものです。(爆)
いやちょっと最近肩こりが酷くて・・・・・。(^^ゞ 

小狼の女装に対するトラウマは、8888HIT『桜色の天弓』で書いています。
あちらはパラレルベースですが、基本は同じ。
・・・可愛いと思うんだけどなー・・・・。(をい)


ななこ様、ありがとうございました!(これでキリリク100作完成!!\(^o^)/)

           作者・シュウ   2007.10.24UP

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