いつも夢に見る。
それはいつも手に手を取り合っていた頃の姿であったり。
それはかすかに見える窓をふさぐ柵を握り締める手であったり。
それは――――――――――。
最後に見た、空を舞う君の瞳であったり。
忘れるはずもない。
忘れる事は許されない。
オレの魂に刻み込まれた楔。
オレが消してしまった命。
二度と出会えないように追い込んでしまった。
目を閉じれば君はいつもそこにいる。
振り返り、にっこりと笑って。
オレと同じ顔。
でも本当は違うよね。
他人には解らない違いがオレたちにはある。
だから写真とかを見せられてもどっちがどっちなのかオレ達には解った。
他の誰にも解らない、それが自慢だったよね。
その君が、そこにいる。
でも手を伸ばすと霧のように消えてしまう。
自らの罪を罪と認めてはいる。
君を『殺した』事。
自分を『選んだ』事。
そして『理』を破壊しようとしている事。
そのいずれもが万死に値する、いやそれ以上の『罪』。
それでも為そうと思うのは、いけない事なのだろうか。
――――――――――解ってる。
オレは、犯罪者。
永遠に追われる者。
罪の道をひたすら突き進む業の深い罪人。
それでも、オレは取り戻したい。
君を。
失われた『時間』を。
地獄の底に落ちる覚悟は出来ている。
たとえこの身が滅びようと悔いはしない。
――――――――――君を取り戻すためなら。
もう一度。
君の笑顔を見せて。
・・・・・・・・・・・・・ファイ・・・・・・・・。
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