<月下氷人5題  〜モコナ篇〜>

  「水面下の裏工作」




モコナ、頑張る!
え?何をって?
それはね。


サクラの笑顔を一杯にする事。


サクラの笑顔はね。
小狼の『ご馳走』なの。
サクラが笑ってると、小狼もニコニコなの。
逆にサクラが落ち込んでると、小狼が『痛い』の。
だから、『サクラの笑顔増殖計画』の始まりなの!!


「・・・・で?」
要するに、何が言いたいんだ、という忍者の呟きと。
手をぱちぱち叩くニコニコ顔の魔術師と。
予想通りの反応に、モコナは内心ガッツポーズを決めた。
(よし!!)
だってね。
サクラが『笑って』。
小狼が『痛い想いをしなくて』。
その為には。


この『二人』が、ポイントなの。


黒鋼はね。
ツッコミばんばん入れてね。
小狼にはビシビシ指導をね。
でもお茶の時とか、心が和む時、ふと気付いた時。
そこに居てほしいの。
居てくれるだけで。
とても心が落ち着くから。


ファイはね。
おいしい物どんどん作って。
優しい言葉も一杯かけてあげてね。
ファイにしか出来ない気遣い、一杯あるから。
そこに居て。
優しい金色の風と一緒に。


皆、優しく。
皆、寄り添って。
先の見えないこの『旅』。
いつかは終わるだろうけれど。
せめてその瞬間までは。
このひと時だけは。
お互いに、手を繋いで。


かごめ、かごめ。
かごの中の鳥は。
いつ、いつ出やる?
夜明けの晩に、鶴と亀が滑った。
後ろの正面、だあれ?



そこに、笑顔のサクラが居ますように。

自分でも珍しいタイプのを書いたなあ、と思うんですが。(苦笑)
モコナの独り語りは、結構面白いですねえ。
ラーグと会話させてみたいなあ。

           作者・シュウ   2006.05.02UP

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