「小狼とサクラが一緒になれると思う人!」
はーい、とファイが手を上げた。
「え?黒ぽんは思わないの?」
「思わねぇ。」
どうして?
「黒ぽんは、小狼とサクラに幸せになってほしくないの?」
あんなにお似合いの二人なんだよ?
一緒になれるように応援してあげるっていうのが筋ってモンでしょ?
「まだ早ぇ。それに問題も山積みだ。」
「そうだねえ〜何といってもサクラちゃんは『お姫様』だしねぇ〜。」
ファイもうーん、と考え込んでる。
「小狼君とは身分違いっていうのがまず普通だし・・・・。」
「そんなの、愛があればカンケーないの!」
「いや、そう簡単には・・・・。」
ファイは苦笑い、黒ぽんは眉間に皺。
「それに小僧はまだまだ修行中の身だ。半人前には資格すら無ぇ。」
「黒ぽんの教え方が悪いのー!」
「何だと、こるあぁっ!」
だってその通りじゃない!
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モコナには未来は見えないの。
『夢見』じゃないから。
でも、『夢』は見ることが出来るの。
目を閉じれば、ほら。
白い教会に青い海。
長く敷かれた真っ赤なバージンロード。
ほんのり桜色のウェディングドレスを着たサクラがブーケを手にして立っていて。
真っ白なスーツを着た小狼が、ほんの少し顔を赤くして手を差し伸べるの。
ゆっくり進む二人の頭上にライスシャワーが煌いて。
今まで旅で出会った人たちがニコニコして雨を降らせるの。
黒ぽんも、ファイも。
黒いモコナも、侑子も。
優しい風が花びらをいっぱい運んできてくれるの――――――――――。
モコナにできる事は。
その『ユメ』を現実にするお手伝い。
さあ!
カウントダウン、開始だよ!
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