<一日を想う10のお題  〜サクラ篇〜>

  「暁 に 想 う」



朝焼けの光は不思議色。
夕焼けの色と似ているのに。
こんなにも明るくて。
こんなにも煌きに満ちていて。
これから始まる一日を頑張ろう、という気にさせてくれる。
「暁の女神様は、きっと元気な女神様なんだね。」
モコちゃんの言う事は本当だと思う。
「朝焼けの光はね、命の光なのですよ。」
そう言ったのは――――――――――誰?

*********************************************

ドラゴンフライを整備して。
操縦を練習して。
食事を作って。
洗濯をして。
掃除をして。
買い物に行って。
「あぁ、なんて忙しいんだろう!」
でも心地よい忙しさ。
ちっとも嫌じゃない。
むしろ楽しくて、嬉しくて。
「そう思えるのはね、きっと朝日を浴びたからなの!」
そうかな?
そうなのかな?
暁の女神様が微笑んでくださるのかな?
「ねえ、モコちゃん。」
「なぁに?サクラ?」
「暁の女神様は・・・・願い事を聞いてくださるのかな・・・・?」
モコちゃんはうーん、と考え込んでいる。
神様だったら『願い事を叶えて当たり前』だといつも思ってた。
でも、違う。
そう、違うの。
神様はね、一生懸命やる人の願いを叶えるの。
いい加減な事をしている人のお願いは無視しちゃうの。
無視?ううん、違う。
聞いてくださってるけど、叶えない。
『努力が足りませんよ』って教えてくださってる。
だから。

「私、頑張る。女神様がいいよって言ってくださるまで。」

それは。
たった一つの願いを叶えるために。

朝と夕では、同じようでいて同じではありませんねー。
空の色も違うし、空気も違う。
『朝日に向かって走れー!』的な気持ちで書き始めたのですが(爆)
一応おとなしく・・・してみました。^^;
舞台はピッフルワールド。
和み系最後の国です。(泣)

           作者・シュウ   2009.07.03UP

copyright ©2006-2009 時の翼 all rights reserved

inserted by FC2 system