「サ・・・サクラちゃん・・・・・?」
ファイさんの声が少し焦り気味に聞こえたような気もするけど。
気のせい、気のせい。
パクパク、もぐもぐ。
「・・・小僧。何かあったのか?」
黒鋼さんの声が困ってるみたい?
でも、無視、無視。
ゴクゴク、カチャリ。
「さ・・・・さあ・・・・・?」
小狼君がこれ以上困った事は無いって感じのジェスチャー付きで答えてるけど。
今は、そんな事よりも。
ごっくん、拭き拭き。
「ごちそうさまでした!!」
「あ・・・ハイ・・・・お粗末様・・・・。」
呆然としたようなファイさんの声。
カタン、と立ち上がって。
椅子を片付けて。
ほっと一息ついて。
お腹にぐっと力を込める。
「――――――これで、よし!!うん!!」
「?!」
目をまん丸にしている皆。
モコちゃんの目も、まん丸、めきょっ、ってなってる。
「私、部屋に居ますから!」
それだけ言って、部屋に駆け戻って。
ベッドにごろりと横になって、思いっきり伸びをした。
だって――――――――。
思い出したの。
昨日の夜、手にいれた『羽』のキオク。
お父様がおっしゃった、あの言葉。
まず、『朝ごはん』をしっかり食べる事です。
もちろんよく噛んで下さいね。
そして出来れば横になって、身体を休めるんです。
お腹に入った食べ物を、きちんと消化して栄養として取り入れられるように。
あぁ、もちろん、ここで『居眠り』なんかしちゃいけませんよ。
『ウシ』になっちゃいますからね。
目はしっかりと開けておくんです。
そうしたら、早く『大きく』なれますよ――――――。
早く『大きく』なって。
皆のために役に立ちたい。
今の私には、何も出来ないから。
黒鋼さんにも。
ファイさんにも。
モコちゃんにも。
――――――小狼君にも。
迷惑かけないように。
お手伝いできるように。
早く――――――――。
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